Guitar Equipments :
@San Jose, USA 1999

これはアメリカに住んでた時の状態。部屋が広かったのでこんな感じで置いても全然余裕だったな〜。
左側から、Marshallの15Wソリッドステートギターアンプ、 ラックマウントの器材、メインギターのCharvel/Jackson Dinky SH085。

ラックマウントのシステムというと、一般的には凄く高価な感じに思う人が多いし、難しそうとかいう印象があるかも。欲しい音を作るのに新品だと揃えるのは簡単だけど、別に全部新品で揃える必要性は無いわけで。新品だとそりゃ〜凄くお金がかかります。

ポイントは、
アンプはデジタル系というよりはアナログな代物なので、それほど大きな進化はないはず。部品の品質が上がっている程度。ただ、古いのは音が良いという、Marshallの真空管アンプヘッドで1960年代の50W品とかの話はあるけど、そんなのは数が少ないから値段は張るし、故障する確率も高いから無駄金がかかると思う。音が良くて値段が安い物を探す。といっても、プリアンプとしてMP-1を既に使ってるから考えないけど (^^; とはいえ、MP-1も古いし壊れる可能性が無いわけではないけど、物がまだ中古で安く出回ってるし、情報があるからなんとかなるし。
エフェクターは何といっても新しいほうが良いに決まってる。これは、半導体の進化と今までのノウハウの蓄積をデジタル化して構成するので、音質面では改善される方向にあるし。PCと同じね。あとはどれぐらい原音が死なないか、だけ。色々エフェクターを繋ぐと音痩せするから、コンパクトエフェクターを複数使って構成すると不利になる理由。昔のエフェクターの一部は特徴があったりするからそれが好きな人は居るけど、音作りは難しくなりかねない。
ということで、元々は電源ユニット + MP-1 + BOSSコンパクトエフェクターだったけど、音の組み合わせを色々やれる、操作性の向上とかを考えてお金をなるべくかけずにラックシステムを構築してみた。

@Japan, 2004

現在の状態。

上から順に説明すると:

Rack Rider Power Conditioner
($40で新品購入 1999年)

電源ユニット。8台分の機器、計15Aまで供給可能。アメリカに住んでいる時に購入したので、当然120V品。

ADA MP-1 Pre Amp
($120で中古購入 1995年 約12,000円)

まだアメリカに住む前の1995年にLAのGuitar Centerで購入。今でこそ当たり前だけど、プリセットがMIDIで即座に呼び出せるアナログアンプは当時かなり画期的だったので、80年代から90年代中頃のHR/HMバンドのギタリストはこぞって使ってた。これが理由で売れた製品なので、程度はともかく、アメリカでは未だに中古品がこなれた値段($150前後)で出回ってる。音作りが色々出来るし、当時としては珍しくMIDI制御可能で非常に良い気がする。これは未だに名機でしょう。ちなみに、日本では当時新品は15万円ぐらいしてたので到底手が出なかったけど、出張時に中古を発見。説明書は当然無かったし、買う前に試奏して歪み側の音が出なかったり。どうせ真空管がいかれてるだけだなと即購入。ハンドキャリーして持って帰ってきた(笑)。予想通り2つある真空管のうち1つがいかれてた以外は問題なかったので真空管は自分で交換。本体上側のパネルは傷だらけだけど、ラックに入れると見えないし。既に販売元のADAは潰れてしまったので、今後もし調子が悪くなると自分で何とかするしかない?という話もあるけど、回路図はあるので何とかなるでしょう。

アメリカで売られているMP-1には実は2種類あって、外観と内蔵されているソフトウェアバージョンの違いでプリセットされている数が違ったりとかする。
私のは初期品なので、29のプリセット(Ver. 1.38)、本体上部に出力選択のスライドスイッチ、シルク表示の違い。新しいほうは69のプリセット(Ver. 2.01)、本体上部のスライドスイッチ無し、シルク表示の違い
Output levelのノブが黒地に白い物と青い物があるけど、統一性が無いだけなのか不明。製造年で違うのかも。

使う上で一番の違いは、古いほうはスライドスイッチで出力レベル(InstかLine)を切り替えられるので、ギターアンプかその他の機器に接続するか、パワーアンプに接続するかを選択できるけど、新しいほうにはスライドスイッチが無いので出力レベルの調節が出来ない。つまり、出力はパワーアンプに接続する事になる。こうなると、パワーアンプも買わなきゃいけないし、キャビネットスピーカーも必要なので日本の狭い住居ではちょっとね。
中古で買う人は自分の構築する環境を考えないといけないけど、ソフトウェアのバージョンが新しいほうがいいと思う人が多いかな。

ちなみに、ADA製品の情報に関してはここが詳しい。

2006年9月後半、電源を入れても立ち上がらず....。ついに逝かれてしまった (- -; でも、修理するにも自分でやるしかないので、ADADEPOTの情報と回路図を見ながら故障箇所を探す事に。とりあえず、電源の入力段にあるダイオード、リセット回路を構成しているツェナーダイオードとトランジスタを交換してみる事がADADEPOTで推奨されていたけど、トランジスタとツェナーダイオードは日本で同じ型番の部品は秋葉原にもないのでebayで購入。電源の入力段のダイオードは秋葉原で買って耐圧が元の物より高い1N4007、その他の部品も届いたので交換して半田付け。でも復活しない。あとはクロック周りだけどオシロスコープが無いので波形が見れない。困った。この際だからプリセットが入っているEPROMもVer. 2.01品をebayで注文してアップグレード。届いたEPROMに変えてみるけど反応なし。回路図を見ながら色々チェックしてクロック周りの回路をテスターで触りながら電源を入れると....おぉ、復活!どうやらクロックを生成している部分の抵抗が接触不良になっていたらしい。良かった。2007/01/21
この間、約3ヶ月。なぜかというと、MP-1が逝かれてしまった10月から週末は学校に行き始めたので、平日は仕事、週末は学校なので時間が全然なかったのだ。タイミングの悪さは絶妙だった。

Rocktron Xpression
(ebayで$299で新品購入 送料$62.8 合計41,019円 2004年)

色々機能が入ってる空間系マルチエフェクター。日本で売ってる物で新品税込定価が71,400円とは安くなったな〜。以前のRocktronのマルチエフェクターは、Intellifexとか12, 13万円ぐらいしてたし。日本で買うと並行輸入の業者品で約5万円、普通に買うと送料込みで6万円弱だけど、2003年に発表された製品なので、さすがに中古ではまだそれほど出回る事がないし。いかんせん貧乏性なので、やっぱり輸入かなと (^ ^;
為替レートが$1=114円なのでそれなりに安い価格と日本に送ってくれるかどうか?というポイントをクリアしないといけない。アメリカのショップは、大体において日本に送るのをポリシーとして除外条件にしてたりするし。価格はググって調べて、2004年10月時点で$299前後がほぼ最安値。で、支払いはPaypal、なおかつBuy It Now、つまり入札、セリ無しで即購入という事で出品している個人、ショップがあったりするのでebayが一番楽だなという結論。早速、ebayで日本に送ってもらえるのを探してアメリカから個人で並行輸入してみた。送料合わせて4万円強。安く買えた!
ちなみに、楽器は関税は無し、消費税が購入価格+送料の合計にかかると思ってたけど、何も無かった。Invoiceには価格、送料が記載されてるから、4万円だとひっかかると思ったんだけど?もしかして、アメリカの郵便局のステッカーにある内容物のチェック項目で"gift"にマークしてあるからかも。送り元に感謝かな (^o^)
機能的には、名機と呼ばれたIntellifexを超えてると思うので、これが名機と呼ばれる日も近いかも。

Rocktron MIDI Mate
(ebayで$71で落札購入 送料$37 合計12,279円 中古 2004年)

MIDIフットペダル。このペダルでMP-1、Xpressionに設定した音を呼び出して切り替えるわけ。ラック製品だと切り替えがスムーズな物がほとんどなので、違和感無しに切り替わる。日本で新品を買うと3万5千円ぐらい、中古でも3万円近い値段がしたりする。機能的なので価格が落ちないのかも。中古でアメリカ人の使い方なので、当然ペダルの上面は傷が多い。まー、ペダルを綺麗に使うのは部屋で使った場合だけで、ライブで使うと大体こうなるね。

-- その他 --
Marshall G15RCD
($100の特価品を新品購入 1999年)

日本から引っ越す時に、今まで使っていたFenderの15Wのアンプは人にあげたので購入。アメリカに移って一時はMP-1からヘッドホンで聞いてたけど、やっぱり音を出さないとだめなので。これはMarshallというだけでただのトランジスタアンプ。音作りはMP-1の音を極力生かすために、Marshall側のGainはゼロ設定、クリーン音設定にして使用。

Rocktron 7pin MIDI cable 9m
(Yahooオークションで3,100円で落札 送料とか698円 中古 2004年)

通常のMIDIケーブルのコネクタは5pin DINだけど、これは7pin DINコネクタ。MIDI MateとMP-1を接続するために購入。新品でも7pinのMIDIケーブルって中々売ってないし、並行輸入業者でも同じぐらいの値段かな。なぜ7pinのMIDIケーブルかというと、MIDI Mate自体にACアダプターを繋げば当然使えるけど、MP-1のPhantom Power入力にACアダプターを繋げばラックの中に収まるし、MIDIケーブルでPhantom Power使って電力供給すればペダル回りには電源が要らないので。

Providence Patch cable 0.5m
(3,255円 x2 合計6,510円を新品購入 2004年)

MP-1とXpressionをエフェクトループで接続するためのケーブル。ラックの中で使ってるので写真では見えません。しかし、製品として良さそうな物を選んで買ったけど、一本3,000円以上するのはどういうこと?って感じ。まー、必要だからしょうがないけど。

SKB 4U Rack
($70で新品購入 1999年)

4Uのラックケース。アメリカに居る時に購入した物はやはりアメリカンサイズで、奥行き方向のサイズがでかい。ABS樹脂製なので軽いけどかなり頑丈。

という感じで、トータルでは10万円ぐらいでシンプルかつライブでもレコーディングにも使えるラックシステムが出来てたりする。

日本とアメリカの楽器価格差:
日本で楽器類を買おうとすると何でも高価なのでお金がかかり過ぎるのがね。まー、海外製の物は電圧が違うので、日本で売る際に電源部分を換えたり細工したりして売ってるからかもしれないけど、それにしても2倍以上の差があったりするのはどうかね?最近のアンプ、エフェクター類はACアダプターで電源供給する物が増えてるから、以前と比べると値段差が小さくなってきてる気がするけど、日本製というか日本メーカーの物もそんなに値段が安くないので、流通のほうのコストが大きいのかもしれない。マニュアルも日本語化してたりというのもあるし、台数的に凄くいっぱい売れる物ではないから、20%近いマージンを取らないと日本の会社は商売にならないからかな。

アメリカから製品を買う時、使う時に気にしないといけない事は次のことかな。

ebayとかのオークション、個人輸入する場合:
確かにアメリカの値段なので為替が大きく円安にならなければ安いけど、1つ大きな要素は送料かな。意外に送料がかかるので、到着が早いからとFedExなんかで送ると大変。UPSも結構送料がかかる。一番安いのはUSPS、つまりアメリカの郵便扱いかな。サイズと重量によるので一概に言えないけど、1Uのラック品を送る場合で航空便の安いのだと、UPSは$110ぐらい、USPSのEMSだと$65ぐらいなので、送料だけで4,000円以上の差が出る。
あとは関税と消費税だけど、送料込みで大体15,000円以下の物は関税も消費税も発生しません。
料金、送料の支払い方法はショップ直はクレジットカード、ebayではPaypalが一般的。ショップ直よりはオークションサイトだけあってebayのほうが中古も新品も値段がこなれてる気がするし、個人とのメールのやりとりなのでやり易いかな。当然、それなりの英語力があったほうが好感度はいいかも。

電源電圧の違い:
アメリカ製品の電源は120V品で実際の電圧はばらつきがあるから115Vぐらいで50/60Hz品と60Hz品。日本は100Vで富士川を境に東側50Hzか西側60Hzなのでアメリカとは環境の違いがあるけど、日本で使う時は電圧が低いので壊れる事はないでしょう。逆に日本製の物をアメリカで使うと過電圧なので電源ユニットが壊れる可能性があるけど。
それぞれの製品の電源は内部で12Vとか5Vを生成してるわけだけど、元々入力電圧はアナログでばらつきがある事を考慮してるはずで、それが大きく違う事はないので動作は大丈夫なはず。音質という面では、真空管のプレート電圧は入力電圧から上の電圧を作ってるから、入力電圧が低いと音質には影響する。特に歪み音は電圧が高いほどより歪むように考えてるはずなので、100Vを入力して使ってる今の状況だと歪み度は低くなってるかな。まー、十分な音なんだけど (^^; MP-1の入力電圧だけステップアップトランスで昇圧してやればいいけど。
あと問題は日本の50Hzエリアに居るので、何かしら内部でタイミング生成に電源の周波数を使ってるとおかしくなるかも。ちなみに、アメリカで使ってた目覚し時計(60Hz品)はコンセントから電源を取るタイプで、これを日本の50Hzエリアで使うと時間が滅茶苦茶狂いました(笑)
まー、ラックシステムに関しての不具合は今まで全然無いからきっと大丈夫でしょう。

保障:
新品で保証書が付いていても、基本的には海外から直接購入すると日本国内では無償保証は無しです。国内の代理店に頼めば修理はしてもらえるだろうけど全て有償です。




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Last Modified : Jan. 21 2007
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