(C) GPALB INC. 1997

去る4月13日にLong Beachで行われたCARTレースを見に行ってきました。今までも色々とレースは見に行きましたが、何せ国内で行われる物だけだったのでアメリカを中心に行われるCARTを見たいと常々思っていました。
今回は色々とタイミング良く見る機会が出来たので、わざわざと思うかもしれませんが、アメリカまで行ってきました。

日本ではインディーカーと通称言っていますが、アメリカではCARTと言ったほうが分かりやすいというか名称になっています。現在は運営団体がCARTと、もう一つの団体になってしまっているため、有名なインディー500はCARTじゃないほうの団体によって行われています。
今回のレースは「TOYOTA GRAND PRIX of Long Beach」の名称が示すようにTOYOTAが冠スポンサーになっています。
CARTは、通常のガソリンエンジンではなく、メチルアルコールを燃料にしたエンジンを使用しています。このため、もし燃料に引火しても炎が見えないので、ピットクルーとかが燃えていても暴れているだけにしか見えません。ただ、水で簡単に消化出来るので、爆発や大クラッシュが多いCARTでは燃料をメチルアルコールにしているようです。 日本からはHONDA、TOYOTAがエンジン供給を行っていますが、HONDAが去年に続き非常に調子が良いです。

ロス在住の私の知り合いのYOSHIさんこと、小笠原さんが今回チケットを取ってくれたんですが、彼は元TOYOTA社員でもう20年ほどサンタモニカで車のメンテナンス等を行う会社をやっています。YOSHIさんの会社の人もバックアップ整備をTOYOTAに対して行っているため、コネがあるということですね。


Yoshiさん宅



これが指定席のチケットと、ガレージパス。


(C) GPALB INC. 1997     ロングビーチのコース図。

決勝当日は朝8:30にYOSHIさん宅を出発。日曜ということもありLong Beachのダウンタウンの前で多少渋滞しましたが、そこは地元の強みで抜け道から駐車場へ。早速レース場内へと向かい、自分の席を確認。まだ、AM9:30では人もそんなに多くない。CARTのウォームアップ走行が終わったところだった。



まだガラガラに空いてる。



サングラスをかけてるのが私。




その後、Supra、NSX、Douge Stratus等のペースカーが、コース上をがんがんかっ飛ばして走るという日本では見られない光景が。オープンタイプのNSXでもヘルメットもせずに乗ってるし、運転してるのは金髪のねーちゃんばっかりで、横には金持ちそうなおっさんとかが乗ってたりする。うーん、日本とは違って楽しんでる。日本だと、ペースカーにはレース場のオフィシャルが乗ってたらたら走るだけで警察みたいだけどね。



さて、だんだんノリノリになってきたところで、Indy Lightsの決勝が始まる。Indy Lightsはシャーシ、エンジンとも共通(ワンメイク)仕様なので、チューンとドライバーの腕が試されます。
そうこうしているうちに、ペースカーを先頭にローリングが開始。日本人では、服部選手(二人いる)、野田選手が参戦してますが、服部尚貴選手のほうはwithdrawn、つまり予選落ち扱いなんですが、実際には、当日マシンがぶっ壊れて決勝には出れなかったようです。結果のほうは、CARTオフィシャルサイトを参照してください。


レース開始!


ちょっとミスるとすぐにスピン!


イエローフラッグが出て、クレーン登場。

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