'01 FedEx Championship Series Round 20
Honda Indy 300 at Gold Coast


なぜオーストラリアまで見に行く?

今までカリフォルニアの3戦、つまりLong Beach、Laguna Seca、Fontana (California Speedway。HPには載せてないけど)のレースは見てたし、日本のもてぎでも見てる。仕事の関係もあって、「早ければ8月一杯、でも多分9月一杯はかかるかな」という仕事の進み具合も考えて、「1年以上行っていないアメリカ西海岸に行って、2年ぶりに10月中旬のLaguna Secaのレースを見に行きつつ、アメリカに住んでた時の友達と会ったりしようかな」というのが元々の計画だった。

でも、昨今の世界情勢のせいで9月末時点でどうするかの判断が出来なくなったわけ。頭のおかしい連中がNY、DCを攻撃した時、実は日本に居なかった。仕事の関係で韓国に。で、仕事が終わって夜11時過ぎにホテルへ。TVを点けてCNN。TVの画面にはAmerica Under Attackの文字。画面が切り替わった時に、飛行機がWTCに突っ込んでいくシーン。ここで始めて理解。「まずいな、これは」とTVのチャンネルをAFNに。韓国には米軍が居るから軍の放送があるし。で、テロップに「DELTA」の文字が....。戦争状態のセキュリティーコントロール。頭に浮かんだのは日本へのフライト。なんせ、フライトはNW。アメリカから日本経由の仁川。アメリカから来た便がそのまま戻るわけで、向こうから飛んで来なきゃ機体が無いわけで。結局2日間の滞在延長。韓国に居て影響を受けた。


行動開始

と、まー、テロ発生からこの1ヶ月ほどは西海岸の友達との情報のやりとりとかで「アメリカに行くのはよろしくない」という事になったわけ。時々連絡を取ってる友達以外に、1年以上も連絡が無かったアメリカ人の友達からの急なメールとか色々あって助かったし。旅行に行ってわけが分からん危険な連中と関わる可能性は下げたいという気持ち。
でも、夏休みを取ってない、CARTのレースを見たい、オーストラリアに行った事が無い、気候的にもオーストラリアなら暖かくなる方向、といった感じで条件としては揃ったわけ。
決めれば行動は早いし (^^; 航空券、ホテルの手配、レースのチケットとか。日本のオーストラリア大使館に居る友達にビザの事を聞いたり。ちなみにオーストラリアは観光でもビザが要るけど、個人でもインタネットで登録出来るというのは情報処理系が進んでる国と言われるだけの事はある。


日本出国

ということで、10月25日に出発。成田空港へ。夜出発の飛行機はそれほど多くないということもあって、空港に人はそれほど多くない。飛行機にたくさん乗っている関係上マイレッジはたくさん持ってるから、今回はJAL便でビジネスクラス。カンタス航空とのコードシェア。タダ航空券でビジネスクラスというのは始めてだけど、仕事ばかりやってちゃ人間良くないわけで。とりあえずチェックインしてラウンジへ。搭乗時間までのんびり。ラウンジは結構人が居る。まー、時間帯的にJALのラウンジにはハワイ、オーストラリア各地の客が居るわけで。と、のんびりしてるとガヤガヤと8人程度の人達が来た。なんか見た事がある髭を生やしたおっちゃん。「誰だっけ?」と思って見てると高橋尚子も居る。そうか、小出監督だ。シドニーのマラソンを走るとか言ってたっけ (^^; でも、ラウンジには人がいっぱい居たから、あっという間に彼らは居なくなった。しかも、日本人がほとんど居なかったから気づいた人もほとんど居なかったみたい。で、俺の乗るブリスベン行きの飛行機は夜9時40分定刻にゲートを離れて離陸。飛行機に乗ってからは飯食べて寝るのみ。


オーストラリア到着

飛行機は10月26日の朝7時着予定。到着2時間前に目が覚めた。日本との時差が1時間なので楽。飛行機から外を見るとなんか天気が悪い。で、ブリスベン空港に到着。入国審査へ向かう。で、通りすがりに係官に「観光か?、一人か?」とか聞かれて何やら入国時の書類にメモられた。入国審査は簡単。


税関にて

荷物を取って税関へ。ここで、「観光?」「そう」「申告するものは」「無いよ」と言うと、「そこで待っとけ」と立ち止め。おいおい、申告する物が無いほうのレーンで止めるなよ。嘘の申告してねーぞ。2、3分待ってると担当のおっちゃんが来て質問。「オーストラリアに今まで来たことは?」「無いよ。始めて」「観光か?、行き先は?」と聞くので「サーファーズパラダイスにCARTのレースを見に来た」と言うと、「ホテルとかチケットとかは取れてるか?」と。「当たり前じゃん。ほれっ」とちょっとむかつき気味に予約の紙とかを見せる。で、問題無く完了。まー、ツアー客ばかり、ビジネスクラスの客は当然最初に出てくるけど、俺はラフな格好、ということで俺を止めたんだろうけど。抜き打ちにしても相手が違うね。英語の受け答えははっきりしてるし (^^v
ついでだから、「サーファーズパラダイスまでどれくらい時間がかかる?、タクシーだといくら?バスは?」とか聞くと、「タクシーはAS$100で1時間、バスはAS$35で1時間半だな。バスがいいぞ」と言う。外に出てタバコを一服。


サーファーズパラダイスへ

今回のレースがある場所はゴールドコーストの中心地、サーファーズパラダイスの市街地を閉鎖してコース設定した部分。レースコース等の詳細はコピーライトの関係もあるので、オフィシャルHPで。

税関のおっさんの言う通り、バスで行くことに。バスのチケット売り場へ。行き先、ホテル名とかを伝える。バスのチケットを買ったはいいけど、時間が30分以上。ちょっとのんびり。

←バスのチケットはこんな感じ。

で、バスが来た。運転手のにーちゃんと話をして乗る。名前とかホテルとか、チケットを買うときに聞かれた事の確認もあるわけ。で、バスの車内で、「既にレースコースが設定されてて道路が封鎖されてるから道順が変わってるし、乗り換えをしてもらうよ」と皆に説明。オーストラリアは日本と同じく左側通行。風景は外国なのに車線が日本と同じなので何か変な感じ。走り始めて1時間ちょっとしたところで、乗り換え。始めての場所だから全然土地感は無いわけで。South port transitという乗り換え専用の場所。行き先のホテルに応じて小型のマイクロバスへ。


ホテルに到着

曇り空の中、予定通り空港から1時間半ほどでホテルに到着。

←ホテルはこんな感じ。

まー、急遽予定を立てたけど、そんなに料金が高くなくて空いてるホテルとして探したからいまいちかも、というのはあった。でも、それなりにまともなホテル。日系資本、HISが絡んでいるという話もある。ちなみに、レースコースの傍のMarriot Hotelは一泊AS$500以上(AS$1=\60としても\30,000以上)という状態だし。

まだ朝10時。とりあえずチェックイン。まだ部屋の準備が出来ていないということで、荷物はホテルのポーターに預けて出かける。


チケットを取りに

霧っぽいちょっと小雨。このエリアは晴天率が90%近くて雨は珍しいはず。しょうがないけど。で、チケットの発券をしてくれるTicketekの場所へ。結構人が並んでる。で、チケット。今日は金曜だけど、4日券を予約しておいた。なぜかというと、4日券だと、指定席じゃないけど何箇所かあるスタンド席に座れるから。

上側がチケット。

インターネットでクレジットカードを使っての予約だったので下側はレシート。4日券なので、一日ずつ穴を開けていく。


雨の中...

チケットを貰ってそのままレースを見ようと思ったけど、雨の降り具合が強くなってきた。しかも、チケットにはパスケースは付いてくるけど、Lanyard、つまり首から掛ける紐は付いてこなくてAS3$とか別料金。実際、昔から使ってる首紐は持ってるんだけど、ホテルの荷物の中。これは一度ホテルに戻りだな、とホテルへ。部屋に入れるのはPM2時だから、ポーターに預けた荷物を出してもらって首紐を取り出す。雨も本降りになってきたからホテルで傘を借りて再度出かける。まだAM11時前。


Next Page →

 
(C)2001 Hiraki Tamaki, all rights reserved
hiraki@tamaki.net